市川市
元貴乃花親方の“退職”に丸山茂樹「歴史的な人を失った」
プロゴルファーの丸山茂樹氏は、元貴乃花親方(46)が相撲協会を去ったことに言及する。
2年に1度のアメリカとヨーロッパの団体対抗戦「ライダーカップ」(9月28~30日、パリのル・ゴルフ・ナショナル)は、欧州選抜が2大会ぶりに勝ちました。
前週に5シーズンぶりの復活優勝を果たしたタイガー・ウッズ(42)ですが、出場した4試合全部で負けました。「アメリカが負けたのは僕のせいでもある」ってコメントしてますね。ちょっと疲れちゃったんじゃないですかね。ゴルフはそんなに悪い感じじゃなかったですけど、詰めが悪すぎました。肝心なところでミスが出て、まさに精彩を欠いていたというところでしょうか。
今回はライダーカップ42回目で初のフランス開催でした。このゴルフ場は2024年のパリオリンピックで使うそうですね。僕はプレーしたことも行ったこともないです。ここからさらに改造したり、テコ入れしたりするんでしょうけど、テレビで見た感じでは、しっかり刻むところは刻むというコースマネジメントが非常に大切になるコースという印象ですね。
アメリカのダスティン・ジョンソン(34)とかブルックス・ケプカ(28)のように、飛距離でアドバンテージをガッツリとるゴルフはそんなに効かないですね。逆に飛距離のそんなに出ない選手でも、ショットの正確性があれば勝負できるコースでしょうね。
さて「日本女子オープン」(9月27~30日、千葉・千葉CC野田)で、19歳の畑岡奈紗は3打差の2位。3連覇はなりませんでした。調子は悪かったみたいですけど、しっかり優勝争いに絡んだのは立派でした。アメリカでは距離も長くてセッティングもタフなコースで毎日のように練習してますから、日本に来ると余裕があるんじゃないですかね。技術の向上うんぬんより、プレーをする上での余裕が違ったんじゃないかと思います。
話は変わりまして、貴乃花親方(46)が日本相撲協会から去っちゃいました。びっくりしましたね。もう「元親方」が正しいんでしょうか。
彼とは年齢もそんなに離れてなくて、いろんなところで顔を合わせたりすることがあったので、なんて言ったらいいんですかねえ。自分の気持ちにまっすぐすぎたんですかね。ある意味では器用に、ある意味では自分の気持ち一本でというところから、後者に寄ってしまったのかなと。でも本人が決めたことですし、とくに角界の最高位である横綱までいった人の決断ですから、もうこれは尊重するしかないのかなと。
僕は相撲協会のおっしゃってることも親方の言ってることも、どちらが真実なのかわからなくて、「ああそうなんだな」と聞き受けるしかないっていうか。ただ一つ言えるのは、歴史に残る人を失ったってこと。非常に残念ですね。お兄さんの若ちゃんだけでなく、貴ちゃんも相撲協会からいなくなっちゃう。未来の相撲界にとっては、いいニュースではないですよ。
ちょうどいま相撲協会の理事をやられてる方は、我々が相撲人気の中で見てきた親しみのある人たちですから、ほとんどの方と面識があるんですよ。会うとみなさんすごくいい人だし、なんかこう、うまくね、みんなで話し合えなかったのかなという気はしますね。